気まずくて愛おしい映画の時間気まずくて愛おしい映画の時間
映画『夜中のポップコーン』
2026.5.19(火)~24(日)テアトル新宿2026.6.14(日)~15(月)テアトル梅田を皮切りに全国順次公開
鳩川七海、笠松遥未、中尾多福、村上亮太朗、谷潤一
声の出演:谷 風作、天知ひまり、淡海 優、大沢真一郎
監督:藤本匠
脚本・プロデューサー:谷風作
音楽:本城祐哉、藤本匠 撮影:藤田恵実 録音・整音:渡邉玲 撮影助手・監督助手:羽蚋拓未
撮影助手:オウシュン 録音助手・制作:保立繁柾 助監督:千葉大輝 車両応援:小池美希
劇中小道具:三嶋佑花 配給:GeneHeart
©『夜中のポップコーン』製作委員会
笑いと喝采を呼んだ、映画がつなぐガールズコメディ

TRAILER

予想の斜め上をいく、B級映画鑑賞会の始まり予想の斜め上をいく、B級映画鑑賞会の始まり

INTRODUCTION

映画祭で喝采と笑いを呼んだ、極上のコメディ作品映画祭で喝采と笑いを呼んだ、極上のコメディ作品

金曜の夜、テレビ放送の映画を観るために集う女子3人。わずかな気まずさが笑いの連鎖を生み、物語は意外性に満ちた方向へと進む。『夜中のポップコーン』は脚本設計と場面シーンに映画愛が息づき、観るほどに発見のある、ウェルメイドな作品。

本作は2025年の田辺・弁慶映画祭では上映開場が笑いに包まれ、映画への深い理解と熱意をもつ審査員が選出する「キネマイスター賞」を受賞。続く「田辺・弁慶映画祭セレクション2026」にて、テアトル新宿(5月)、テアトル梅田(6月)での上映が決定(詳細な日時は調整中)。今後、全国公開を視野に展開を広げていく。

新進気鋭の監督と脚本家がタッグを組み、舞台俳優が息を吹き込む新進気鋭の監督と脚本家がタッグを組み、舞台俳優が息を吹き込む

監督は、2021年に大沢真一郎、木竜麻生主演の『自宅警備員と家事妖精』で劇場長編作品の監督デビューを果たした藤本匠。演劇の演出家としての顔と、映画監督としての顔を併せ持っており、本作でも舞台で培ったリズム感ある演出が光る。ギャグではなく完成度の高い一級のコメディ作品に仕上げている。
脚本は谷風作。自身も俳優として活動する傍ら、東京芸術劇場で上演した『1→1』では企画・脚本・演出を務めた他、イタリア・ボローニャの劇場へ短編戯曲を書き下ろすなど、脚本家としても活動。本作も緻密な構成で、見返すほど発見がある構成となっている。
本作の主役を担うのは、長田礼菜役の鳩川七海、三澤喜子役の笠松遥未、松野希役の中尾多福の3人。
鳩川七海は、舞台や映画で主演女優賞を受賞してきた実力派で、NHKの連続テレビ小説などにも出演する。本作では、場を回し、物語の中心人物を、確かな存在感で鮮やかに演じ切っている。
笠松遥未は、ストレートプレイからコメディ、エンタメ作品、一人芝居まで幅広い舞台に出演してきた俳優。柔軟で振れ幅のある演技が魅力で、観る者を自然と引き込む。
中尾多福は舞台を主戦場としながら、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』にも出演するなど活躍の幅を広げている。本作では、個性が際立つ印象深い役柄を力強く体現している。
配給は、『夜中のポップコーン』のクオリティに惚れ込み、感情を沸き立たせる日本の短編映画だけをラインナップする配信サービス「GeneTheater(ジーンシアター)」を運営するGeneHeartが担当する。

STORY

今夜は、コアな層から支持を集める怪作モンスター映画『ザ・グロース』が地上波放送される日。鑑賞会と称し、同映画のファンでもあり友人の三澤の家を訪れた長田。しかし、ひょんなことから家主である三澤が姿を消し、代わりに初対面の松野がやってくる。

微妙すぎる空気のまま上映がスタート、最初はぎこちない二人だったが、そんな空気は徐々に解かれ、和やかに物語は進んでいくように思えた。やがて話題は、それぞれの過去や三澤との関係へ――怪獣よりも手に負えない“人間関係”が、ポップコーンとともにあぶり出されていく。

COMMENT

順不同/敬称略
  • 女たちがウケる。10年後もこの女たちが、同じようなどうでもいいことを夜中にベチャベチャ喋っているのが目に浮かぶ。変化あっても進化なさそう。ごめんけど。そんな脱力したものを、ものすごく一生懸命、みんなで作ったんだろうな。と思いました。
    荻上直子
    (映画監督「かもめ食堂」「まる」など)
  • 映画とテレビの関係は複雑だ。その歴史を紐解くと、テレビ受像機が家庭に普及することよって、映画産業が斜陽化したといういきさつがあった。もはや“映像”体験は、特別なものでなくなったのだ。一方でテレビ草創期には、興行的に苦戦した『雨に唄えば』や『素晴らしき哉、人生』のような放映権の安かった映画が、再放送を繰り返すことで多くの視聴者の目に触れ、奇しくも不朽の名作に変貌したという経緯もあった。私と同世代であれば、ゴールデンタイムに放送された洋画を観たことをきっかけに、劇場へ足を運ぶ映画ファンになったという人も少なくないだろう。映画にとって敵であったはずのテレビは、映画の味方でもあったというわけなのだ。そして現代では、配信がテレビの敵となり、“オワコン”とまで揶揄されている。ところがどうだろう、リアルタイムで不特定多数の人が同時に同じ映画を観るテレビというメディアは、配信には為せないある種の熱を生み出している。例えば、SNSで「バルス!」と呟きたくなるような熱はその好例だろう。今作では、不特定多数の人と同時に自宅で映画を観ることに対する熱も描かれている。その様子を映画館で観ることになるという、入れ子の構造を伴った藤本匠監督の批評性たるや。
    松崎健夫
    (映画評論家)

CAST

  • 鳩川七海

    長田礼菜 役 
    鳩川七海(はとかわ ななみ)

    兵庫県出身。舞台「光が死んだ夏」少年時代の光役。舞台「ミルユメコリオ」で関西演劇祭2019にてアクトレス賞を受賞。野村有志監督「さなぎの猫」で2024年度メイ国際映画祭にて最優秀女優賞を受賞。NHKの連続テレビ小説では「おちょやん」「ブギウギ」「おむすび」などに出演。

    COMMENT

    この映画に出るまで「ポップコーンは映画館で食べるもの」ってイメージでした。作ったこともありませんでした。そしたら脚本の谷くんが作り方のレクチャー動画を送ってくれて。この人そういやポップコーンも映画も大好きだったな。撮影現場は時間も限られていてハードだったけど、全員で「ひとつの映画」を作っていく道のりがとても楽しくて、携われてよかったです。みんな映画好きなんだなぁって思いました、そう言う私自身も。知らない人同士が同じ時間に同じものを観るって、実は本当にスゴいこと。映画を観ているとき、そして観たあとに共有するあの素敵なひと時を、より多くの皆さんに味わってもらえますように。
  • 笠松遥未

    三澤喜子 役 
    笠松遥未(かさまつ はるみ)

    大阪出身、たこ焼き屋の娘として育ち、2018年より関西小劇場を中心に活動。2024年上京。ストレートプレイ、コメディ、エンタメ、一人芝居など幅広い舞台に出演。

    COMMENT

    三澤を演じました、笠松遥未です! 限りなく等身大で限りなく生っぽい、そんな映画らしい映画に関わらせていただき光栄でした。4人の絶妙なバランス感がとっても気まずい仕上がりとなっております! 誰に感情移入するかはあなた次第!ポップコーンをお供にお楽しみくださいませ。 ちなみに私のお気に入りはほんの少しのお父さんとの絡みです。 たくさんの方のもとへ届きますように!
  • 中尾多福

    松野 希 役 
    中尾多福(なかお たふく)

    高校生から演劇を始め、一人芝居『せかいのはじめ』で 2017 年大阪短編学生演劇祭最優秀賞、観客MVP役者賞、審査員MVP役者賞を受賞。 2022年9月に幻灯劇場に入団。近年は『鬱憤』『フィストダイバー』などの劇団作品や、劇団不労社、泊まれる演劇などの外部作品にも出演。 また、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』など映像作品にも積極的に出演しており、2024年度からは高校演劇科の講師を務めるなど、活躍の場を拡げている

    COMMENT

    この作品、ほとんど友だち同士で製作されていて、だからこそのテンポ感や雰囲気づくりが芝居にも反映されていると思います。みんな仲良しです! 私は普段、映画館で飲食しない派なんですが、この映画だけはみんなで映画館でポップコーンを貪り食って笑いながら観たい、そんな特別扱いな作品になりました。 内容もタイトルの通り「ポップ」なストーリーで、どなたにも楽しんでいただけるはずです!ぜひ応援してください!
  • 村上亮太朗

    宮原大樹 役 
    村上亮太朗(むらかみ りょうたろう)

    1996年生まれ兵庫県出身。 東京を拠点に役者として、ストレートプレイやフィジカルシアターなどで全国各地の劇場で出演をする傍ら、ハウスダンスやコンテンポラリーダンスを得意とし高い身体能力でジャンルの壁をマルチに横断して独自のアプローチで展開しているダンサーでもある。 有名アーティストのバックダンサーを務めることはもちろん、バトルやコンテストでは優勝など賞に絡む結果を残している。 近年では振付やムーブメントディレクターとしても活動中。

    COMMENT

    宮原大樹くんを演じています、村上亮太朗です。 夜中ってすごく不安になりますよね。色々考えちゃうし次の日のこと考えて寝れなくなったり、お腹減って暴飲暴食とかしちゃいますよね。夜中ってだけでソワソワするんよなぁ。 ポップコーンってすごく歯に詰まりますよね。ポップコーンの種? 種とかは固いからすぐ取れるんですけどたまに皮みたいなのが奥歯の形状にすごくフィットして全然取れない時ありますよね。あれ、しぶといですよねぇ。 『夜中のポップコーン』めっちゃくちゃ良い映画です。
  • 谷 潤一

    三澤正一 役 
    谷 潤一(たに じゅんいち)

    脚本・谷風作の実父。結成42周年を迎えたロックバンド "TV JUDY SHOW PROGRAMS" のボーカル 兼 ベーシスト。世田谷文化財団主催の「せたがやバンドバトル」では第4回(2016年)、第5回(2017年)と2年連続でグランプリ受賞、また江東区文化センターが後援する野外ロックイベント「Kiba Stock」に出演するなど齢を重ねた今も精力的に活動中。普段は某メーカーの会社員としてデザイン開発部門の組織運営や人材育成に携わる普通の人。

    COMMENT

    かれこれ二年前、某駅前にある某パン屋のイートインコーナーで監督との面接審査(?)を見事パスし、右も左も分からぬド素人の私は晴れてキャストに加わることになりました。お芝居とは無縁の私を起用してくれた監督の勇気に感服いたします。 座組の平均年齢を一気に上げてしまいましたが、現場では若き俳優陣やスタッフに助けてもらいながらも、撮影を通してモノづくりの楽しさを実感しました。これは癖になりそう… 劇中映画の『ザ・グロース』をスピンオフする時には主役を張りますので、ぜひお声がけください、藤本監督!

劇中映画の声

ジョン・ロジャー 役:谷 風作
セリーヌ 役:天知ひまり
レモンド大尉 役:淡海 優
パトリック大佐 役:大沢真一郎

STAFF

  • 監督 
    藤本匠(ふじもと しょう)

    1994年、兵庫県出身。2012年に金沢を拠点に演劇活動を開始。金沢美術工芸大学で彫刻を学びながら、演出家として自主公演を行うほか、演劇祭に演出作を多数出品。舞台音楽家としても活動しロシア・韓国などの海外公演にも参加。2017年に武蔵野美術大学へ編入し映画制作を学ぶ。映像制作会社に勤務後、現在は助監督として活動。
    2019年、監督作映画『バカヤロウの背中』が第13回田辺・弁慶映画祭、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019、第13回アジア国際青少年映画祭、カナザワ映画祭2019期待の新人監督など国内外の映画祭にノミネートされ上映される。
    2021年、『自宅警備員と家事妖精』で劇場長編作品監督デビュー。

  • 脚本・プロデューサー 
    谷 風作(たに ふうさく)

    1994年、福岡県出身。14歳のころにペーター・ゲスナー演出『紫・まれびとエビス~紫川物語~』で主人公エビスの少年時代を演じ舞台デビュー。2011年に高文連の高校演劇大会で、脚本・演出・主演を務めて奨励賞を受賞し、脚本の執筆活動も開始。
    劇場版『TOKYO MER ~走る緊急救命室~』YOKOHAMA MER サードドクター・杉田英輔 役や、NHK『おもかげ』鈴木裕也 役、Netflix『愛なき森で叫べ』黄島 役、BS-TBS『御社の乱れ正します!2』吉原章 役で出演する等、俳優としても活動。
    2021年、東京芸術劇場にて企画・脚本・演出を務めた体験型演劇「1→1」(わんわん)を上演。また、イタリア・ボローニャの劇場 "Teatri di Vita" 主催の朗読劇へ短編戯曲を寄稿。戯曲『蚊の子のカゾク』が2017年度第44回テアトル・エコー創作戯曲募集で最終選考3作品に選出されている。

THEATERS

2026.5.19(火)~24(日)テアトル新宿2026.6.14(日)~15(月)テアトル梅田を皮切りに全国順次公開
2026年4月10日現在
地域 劇場 公開日
東京都 テアトル新宿 5月19日(火)~24日(日)
5月19日 『夜中のポップコーン』+『グランパ・エスケープ』
5月20日 『バカヤロウの背中』+『グランパ・エスケープ』
5月21日 『自宅警備員と家事妖精』+『グランパ・エスケープ』
5月22日 『夜中のポップコーン』+『グランパ・エスケープ』
5月23日 『夜中のポップコーン』+『グランパ・エスケープ』
5月24日 『夜中のポップコーン』+『グランパ・エスケープ』
大阪府 テアトル梅田 6月14日(日)15日(月)
6月14日 『夜中のポップコーン』+『グランパ・エスケープ』
6月15日 『夜中のポップコーン』+『グランパ・エスケープ』